ここはどういう宗教ですか。道教とはなんですか?どういう教えですか。
台湾、中国の伝統宗教です。老子、荘子、孟子の流れです。日々の道徳を重んじます。
(日本の神道と同じく、開祖はなく、神様は多くあります)
ここの神様はどういう神様ですか。
一番真ん中の神様は天と地を創った神様です。
日本でいうと伊弉諾尊[読み:いざなぎのみこと]に相当する台湾中国の神様です。
実存の人物ではなく伝説の神様が祭っております。
(右は、道徳の神様、左は魂を授ける神様です。)
(奥右は生を司る神様、奥左は死を司る神様,生死の神様です。)
(手前の四体は、東西南北の災いを封じ込む神様です。仏教の四天王とは違います)
(色で方向が決まります。赤は南、青が東、黒は北、白は西になります。)
(中心は黄色です。黄河文明は、黄色を中心にします。それでここの瓦が黄色です。)
本殿・御神体配置図
どんなご利益がありますか。
ご本尊の位が高い(天地創造の神)ので様々なご利益があります。
例)
商売繁盛、病気平安癒、合格成就、交通安全、夫婦円満、兄弟合好、
良縁成就、交友良好、魂魄調和、精神集中、怨霊除去、怨念消沈...など
台湾と中国の関係は?台湾と中国の違いはありますか?同じですか?
台湾と中国は、もとは同じです。
中国は今政治的に宗教をしておりませんので台湾・香港の方にはこう言った建物は多いです。
日本の神社と違う特徴はありますか。
台湾中国の神様の形(ご神体)は、はっきりしています(剣、鏡の形では無く)
また龍が多いです。描いている龍も入れますと5千頭おります
龍は神様ですか。
神様の形ははっきりしていますので、龍だけを祭る「竜神」とした考えはありません。
龍(鳳凰、麒麟)は神様のお使いです、縁起の良い伝説の動物です。
形はお寺に似ていますがお寺ですか。
もともと日本の仏教は中国を経て伝わってきたものなので形は似ていますが意味が違う所もあります。
例えば、お線香があっても、供養のためではなく祈願の為になります。
鐘と木魚もありますが「鐘」は「陽」、「木魚」は「陰」を象徴します。
お祭りはありますか?大祭はありますか?
大きな下町がないので、横浜中華街のようなパレードやイベントはありません
神様の聖誕日にはお祝い行事はあります。
どうして油をお供えしますか?お供えは何をもってきたら良いですか?
お供えは持って帰るのが台湾の風習です。
納める為ではなく、ご利益をいただいて帰るのが特徴です。
油は中華料理によく使うためです。
基本的に家庭で食するものであれば何でもお供えします。
長く置くことでもなく、台湾の学生さんは昼休みに弁当をお供えして
参拝したあと持って帰って食べます。
※未開封のものをお持ちください。
赤はどういう意味がありますか。
南側や授かるという意味があります。
屋根の玉はなんですか。
龍玉(“りゅうぎょく”)です。
赤色は南、中心は金色(黄色)をあらわしています。(太陽ではありません)
天門(金)天界への門、前殿(赤、聖天宮の南)、本殿(金、聖天宮の本殿)
獅子は神様ですか。
出入り口の魔除けです。
(神様のお使い、守り神、神様ではありません)
五千頭の龍が昇る聖天宮の方角には意味がありますか。
東南向きです。
お告げでこの方角にしました。
柱の文字の意味はなんですか。
御本尊から授かった、日々の道徳の言葉が書いてあります。